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今日もまた終わる。

都内だけでも30万人はいる平凡なサラリーマン。ライターもやってます。

イケてない男の革命

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お題「旅行に必ず持っていくもの」


私が通っていた中学校には、関田さん(仮名)という女子が2人いた。
1人は、転校してきたその日に他のクラスを巻き込んで騒ぎが起こったほど可愛いコ
1人は、80kg級のブス
苗字は同じでも、対極にいる2人だった。


3年生の京都・奈良の修学旅行の初日、夕食後の自由時間でのこと。
イケてないグループに属していた私は、イケてない班のイケてない4人で、トランプの大貧民をやっていた。
トランプは、イケてないグループにとっての必需品なのだ。

それはそれでそれなりに楽しかったのだが、思春期の少年はふと思った。
イケてる奴らは何をしているんだろう…?
女子の部屋に行き恋愛トークに花を咲かせ、中にはそれがきっかけで交際を始める奴らもいるかもしれない。

それなのに、俺の目の前の景色はどうだ。
むさ苦しい4人で円になってトランプ。
不気味なほどに真剣に手札を睨んでいる奴もいる。

まさに俺は大貧民、イケてる奴らは大富豪。
若干15歳にして、すでにここまで差をつけられるとは。
消灯後に枕を濡らしてしまうかもしれない。


その怒りが運を引き寄せたのか、何度か連続して一抜けし、大富豪になった。
トランプでなってもなぁ…そう思ったときだった。
コンコン。
誰かがノックした。
こんな部屋に誰が何の用があるんだよ。
1人がドアに向かって声を掛けた。


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「はーい、誰?」
「あ…えっと、関田だけど…」

メスの声だ。
大貧民4人は息を飲んだ。

「西山くんいる? 一緒に写真を撮りたいんだけど…」

3人の目線が俺に集まる。
ふふんと鼻を鳴らしてドアに向かう俺。
完全に勝ち誇っていた。

ドアの前に立ち、深呼吸をしてドアノブを握った。
今日から俺も大富豪の仲間入りだぜ!

ガチャ。

革命は起こらなかった。


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